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アルファ ロメオと聞くと、速いクルマを想像しますよね。
だからこそ、トナーレの175psという数字を見て『意外と普通?遅いのでは?』と気になった方も多いはずです。
結論から言うと、現行トナーレ(2026年3月改良後)はシステム最高出力175ps、0-100km/h 8.5秒(欧州値)です。スポーツカーの速さではありませんが、街乗りや高速の合流で困る数字ではありません。
この記事では、エンジンの中身と加速の感じ方、7速DCTとの付き合い方まで、数字を見ながら確かめていきます。
トナーレのエンジンと馬力はどれくらい?
まずはスペックから見てみましょう。現行の新車は、2グレードとも同じパワートレインです。
現行トナーレは1.5L直列4気筒ターボ(160ps)に48Vのモーター(20ps)を組み合わせ、システム最高出力175ps(欧州値)。変速機は7速DCT、駆動方式はFFです。
| 項目 | 数値(2026年3月改良後・Ibrida) |
|---|---|
| エンジン形式 | 1.5L直列4気筒DOHC直噴ターボ |
| 排気量 | 1,468cc |
| エンジン最高出力 | 117kW(160ps)/5,750rpm |
| エンジン最大トルク | 240N・m/1,700rpm |
| モーター | 15kW(20ps)/55N・m |
| システム最高出力 | 175ps(欧州値) |
| 電池 | 48Vリチウムイオン |
| 変速機 | 電子制御式7速デュアルクラッチ(DCT) |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) |
| 0-100km/h | 8.5秒(改良前8.8秒・欧州値) |
| 車両重量 | 1,600kg |
| 燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) |
最大トルクが1,700rpmという低い回転から出るのがポイントです。街中でアクセルを少し踏んだ時の力強さは、この数字が効いています。
ちなみに、2026年3月の改良ではエンジンとモーターの制御が見直され、0-100km/hが8.8秒から8.5秒に縮みました。
「トナーレは遅い」と言われるのはなぜ?
『175psもあるのに、なぜ遅いと言われるの?』と思いますよね。
理由は大きく2つあります。ひとつは、アルファ ロメオというブランドへの期待がとても高いことです。
ステルヴィオやジュリアには、もっとパワーのある車種やグレードがあります。それと比べると、トナーレはおとなしく感じる人がいるんですね。
もうひとつは、車両重量が1,600kgあることです。重さを馬力で割ると、1psあたり約9.1kgを受け持つ計算になります。
| 比べる数字 | マイルドハイブリッド(新車) | PHEV Q4(中古のみ) |
|---|---|---|
| システム出力 | 175ps | 280ps |
| 車両重量 | 1,600kg | 1,880kg |
| 1psあたりの重さ(計算値) | 約9.1kg | 約6.7kg |
| 0-100km/h(欧州値) | 8.5秒 | 6.2秒 |
数字で見ると、同じトナーレでもPHEVの方がはっきり速いのが分かります。ただ、PHEVは2026年3月で新車カタログから外れていて、いまは中古でしか買えません。
PHEVの詳しい話は トナーレ PHEV(プラグインハイブリッドQ4)とは で見ています。

0-100km/h 8.5秒は、家族で使うSUVとしては十分な速さです。高速道路の合流や追い越しで「力が足りない」と感じる場面は少ないはずです。背中を押されるような強烈な加速を求めるなら、PHEVや上位車種を検討した方が満足しやすいです。
48Vマイルドハイブリッドは何をしてくれる?
「マイルドハイブリッド」と聞いて、プリウスのように電気だけで長く走るクルマを想像する方もいますよね。
実は、トナーレのマイルドハイブリッドはそこまで電気で走るタイプではありません。20psのモーターが、エンジンの苦手な場面を手伝う役目なんです。
- 発進の出だしでエンジンを助ける
- 低い速度でゆっくり進む時の補助
- ブレーキや減速の時にエネルギーを回収して電池にためる
- エンジンの再始動をなめらかにする
例えば、渋滞でのノロノロ運転や駐車場での出し入れでは、モーターがそっと押してくれる感覚があります。
外部充電は要りません。給油だけで乗れるので、ふだんのガソリン車と同じ感覚で使えます。燃費はWLTCモードで16.6km/L(改良後)です。
『48Vの電池が上がったらどうなるの?』と不安になる方もいるかもしれません。トナーレには、モーター用の48V電池とは別に、ふだんの電装品を動かす12Vのバッテリーも積まれています。
役目がそれぞれ違うので、バッテリー上がりの対処も分けて考えるのが安心です。詳しくは トナーレのバッテリー上がりと交換 で見ています。
燃費の実際やハイオクの費用は トナーレの燃費 で計算しています。
7速DCTってどう?CVTとは違うの?
ここが大事なところです。トナーレの変速機は7速DCT(デュアルクラッチ)で、CVTではありません。
DCTはクラッチを2つ持っていて、次のギアをあらかじめ用意しておく仕組みです。変速がすばやく、加速の時にダイレクトな感じが出やすいのが良いところです。
- 変速が速く、加速に一体感がある
- 高速巡航ではエンジン回転を抑えやすい
- パドルでの手動変速も気持ちよく決まる
- 極低速でのギクシャク感を覚える人がいる
- 坂道発進や車庫入れで動き出しに癖を感じることがある
- ゆっくり進む時のアクセルに慣れが要る
『DCTは壊れやすいって聞くけど大丈夫?』と心配になる方もいるはずです。
故障の傾向は個体や乗り方で差が大きいので、ここでは断定しません。気になる方は トナーレの故障と不具合 で、リコールや不具合の調べ方を確かめてみてください。
ちなみに、2026年3月の改良ではシフトレバーがロータリー式に変わりました。ダイヤルを回してD・Rを選ぶ形です。
走行モード「DNA」は何が変わる?
トナーレには「Alfa DNA」という走行モードの切り替えがあります。センターコンソールのスイッチで選べます。
- D(ダイナミック):アクセルの反応が鋭くなり、元気に走りたい時に
- N(ナチュラル):ふだん使いの標準モード
- A(アドバンスト エフィシェンシー):燃費を優先した穏やかな走り
例えば、ワインディングではD、通勤ではN、長距離の高速ではA、という使い分けがしやすいです。
「遅い」と感じたら、まずDモードを試してみてください。同じクルマでも、アクセルを踏んだ時の反応がかなり変わります。
試乗で走りを確かめるコツ
試乗は、短い時間で走りの印象が決まってしまいますよね。だからこそ、見るところを先に決めておくと失敗しにくいです。
おすすめは、信号からの発進、合流のような加速、駐車場での低速の3つを試すことです。DCTの癖が出やすいのは低速なので、ここは特にゆっくり確かめてみてください。
「Dモードにしてもいいですか?」と一声かければ、同乗の担当者もモードを切り替えて説明してくれることが多いです。NとDの両方で同じ道を走ると、違いがよく分かります。
ヴェローチェとスプリントの乗り比べができるなら、それもぜひ。タイヤの大きさが違うので、段差を越えた時の感じ方も変わります。

駆動方式はFFだけ?ディーゼルや四駆はある?
『アルファ ロメオのSUVなら四駆でしょう』と思われがちですが、現行トナーレの新車はFF(前輪駆動)だけです。
- 現行の新車はマイルドハイブリッドのFFのみ
- 4WD(Q4)はPHEVだけで、2026年3月で新車カタログから外れ中古のみ
- ディーゼルとMTは、日本では設定がない
- 高性能版のクアドリフォリオも、トナーレには設定がない
海外ではディーゼルのトナーレもありますが、日本には導入されていません。
雪道などで四駆が欲しい方は、中古のPHEV Q4を検討することになります。FFでも、冬用タイヤをきちんと用意すれば冬の街乗りはこなせる場合が多いです。
最高速度や運転支援(自動運転)は?
最高速度を気にされる方もいますよね。日本のカタログで確かめられる最高速度の数字が無いので、ここでは書かずにおきます。
日本の公道では法定速度を超えて走ることはないので、選ぶ時の決め手にはなりにくい部分です。
トナーレの運転支援は、いわゆる「自動運転」ではありません。レベル2相当の運転支援で、ドライバーが常に運転の責任を持つ仕組みです。
| 主な運転支援(一般名) | どんな機能? |
|---|---|
| 衝突被害軽減ブレーキ | ぶつかりそうな時にブレーキを手伝う |
| アダプティブクルーズコントロール | 前のクルマに合わせて速度を調整 |
| 車線維持支援 | 車線からはみ出しにくくする |
| ブラインドスポットモニター | 斜め後ろのクルマを知らせる |
2026年3月の改良では、運転支援のソフトが更新され、雨や強い日差しでの誤作動を減らす手直しが入りました。
「高速のACCは楽だった」と感じる人は多いはずです。ただ、ハンドルから手を離して任せられるものではないので、そこは勘違いしないようにしておきましょう。
グレードでエンジンは違う?どっちを選ぶ?
スプリントとヴェローチェで、エンジンとモーターは同じです。差はタイヤ・ホイール、シートなどの装備になります。
| グレード | 価格(税込・2026年7月1日現在) | タイヤ |
|---|---|---|
| Ibrida スプリント(受注生産) | 5,990,000円 | 235/50R18 |
| Ibrida ヴェローチェ | 6,650,000円 | 235/40R20 |
20インチのヴェローチェは見た目が引き締まる一方、18インチのスプリントは乗り心地が穏やかに感じやすいです。走りの好みで選ぶなら、試乗で両方を比べてみてください。
グレードの違いは トナーレのグレードの違い、価格の内訳は トナーレの新車価格一覧 で詳しく見ています。購入を決めたら、トナーレの値引き相場と交渉の順番 も読んでおくと話が早いですよ。
よくある質問
トナーレの馬力はどれくらいですか?
現行のマイルドハイブリッドは、エンジン160psとモーター20psで、システム最高出力175ps(欧州値)です。中古のPHEV Q4はシステム280psです。
トナーレの排気量は?
マイルドハイブリッドは1,468ccの1.5Lターボです。自動車税は1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。
トナーレの0-100km/h加速は?
2026年3月の改良後で8.5秒(欧州値)です。改良前は8.8秒でした。PHEV Q4は6.2秒です。
トナーレのミッションはCVTですか?
CVTではなく、7速DCT(デュアルクラッチ)です。中古のPHEV Q4は6速ATです。
トナーレにディーゼルはありますか?
日本ではディーゼルの設定はありません。現行の新車は1.5Lターボのマイルドハイブリッドだけです。
まとめ
- 現行トナーレは1.5Lターボ160ps+48Vモーター20psで、システム175ps(欧州値)
- 0-100km/hは8.5秒(改良後・欧州値)で、家族向けSUVとしては十分な速さ
- 変速機は7速DCTでCVTではない。駆動方式はFFのみ
- 4WDはPHEV Q4(中古のみ)だけ。ディーゼル・MTは日本に設定なし
- 走りの印象はDNAモードとグレード(18/20インチ)でも変わる





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