トナーレ PHEV(Q4)とは?販売終了の経緯とEV走行72km・充電の注意点

ガレージで普通充電ケーブルをつないだ緑色のSUV

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トナーレのPHEVが気になって調べてみたら、新車の価格表に載っていなくて戸惑った方も多いはずです。

結論から言うと、アルファ ロメオ トナーレのPHEV(プラグインハイブリッド Q4)は、2026年3月の改良で日本の新車カタログから外れました。いま手に入れるなら中古だけです。

この記事では、PHEVがどんなクルマで、中古で選ぶ時にどこを見ればいいのかを数字で確かめていきます。

目次

トナーレのPHEVはもう新車で買えないの?

『ディーラーに行けば、まだ注文できるのでは?』と思いますよね。

ただ、2026年3月17日に発売された改良新型では、新車のラインアップがマイルドハイブリッドのFFだけになりました。PHEVと4WD(Q4)は、いまは中古でしか選べません。

先に結論

PHEV(プラグインハイブリッド Q4)は2026年3月の改良で新車カタログから外れ、中古のみ。現行の新車は1.5Lターボ+48Vマイルドハイブリッドの「スプリント」と「ヴェローチェ」の2グレードです。

日本でのPHEVの歩みは、ざっくり次のとおりです(価格はいずれも発売時・税込)。

時期出来事価格
2023年8月26日プラグインハイブリッド Q4 発売(Ti・受注生産)6,750,000円
2023年8月26日同 Veloce7,400,000円
2023年8月26日導入記念 サンルーフエディション7,550,000円
2024年2月23日限定 Veloce Smart Package(60台)7,560,000円
2025年4月1日特別仕様車 Active Package(通常ヴェローチェと同価格)7,620,000円
2026年3月17日改良新型の発売に合わせて新車カタログから外れるなし

約2年半のあいだ新車で売られていたので、中古の年式は2023年後半から2026年初めごろが中心になります。

現行の新車価格や、グレードごとの違いは トナーレのグレードの違い と トナーレの新車価格一覧 で詳しく見ています。

PHEVとマイルドハイブリッドは何が違う?

実は、同じトナーレでも中身はほぼ別のクルマなんです。

エンジンの大きさ、変速機、駆動方式まで違います。数字で並べるとよく分かります。

項目PHEV Q4(中古のみ)マイルドハイブリッド(現行新車)
エンジン1.3L直4ターボ 180ps/270N・m1.5L直4ターボ 160ps/240N・m
モーター前45ps+後128ps(250N・m)20ps(55N・m)
システム出力280ps175ps
変速機6速AT7速DCT(デュアルクラッチ)
駆動方式4WD(Q4)FF(前輪駆動)
0-100km/h(欧州値)6.2秒8.5秒(改良後)
WLTC燃費14.1km/L16.6km/L(改良後)
EV走行距離(WLTC)72km走行用の外部充電なし
車両重量1,880kg1,600kg(改良後)
全長×全幅×全高4,530×1,835×1,615mm4,520×1,835×1,600mm(改良後)
荷室容量(メディア掲載値)385L500L

PHEVは後ろの車軸をモーターで動かして4WDにしています。だから「Q4」という名前が付いているんですね。

一方で、重さは280kgほど増え、荷室は115L小さくなります。速さと4WDを取るか、軽さと荷室を取るか、ここが選び分けのポイントです。

トナーレのPHEV Q4とマイルドハイブリッドの出力・駆動方式・荷室の違いを比べた図解

ハイブリッド側の走りについては トナーレのエンジンと走り で詳しく書いています。

EV走行72kmって、実際どこまで電気だけで走れる?

『72km走れるなら、毎日の通勤は全部電気でいけるのでは?』と考える方も多いはずです。

72kmはWLTCモードという決まった試験での数字です。暖房やエアコンの使い方、坂道、速度でも変わるので、実際はこれより短くなる日もあると考えておきましょう。

EVまわりの主な数字(PHEV Q4)
  • 駆動用バッテリー容量:15.5kWh
  • EV走行距離:72km(WLTC)
  • EVモードの最高速:135km/h
  • ハイブリッド走行時のWLTC燃費:14.1km/L

例えば、片道20km前後の通勤なら、自宅で毎晩充電しておけば電気だけで済む日が多くなりそうです。

逆に、自宅で充電できない環境だと、PHEVの良さはかなり薄まります。重いぶん、ガソリンだけで走る時の燃費はマイルドハイブリッドより不利になりやすいからです。

急速充電はできる?充電時間は?

ここが大事なところです。トナーレのPHEVは急速充電(CHAdeMO)に対応していません。

充電は普通充電(AC)だけです。

高速道路のサービスエリアにある急速充電器は使えないので、遠出の途中で電気を足す使い方には向きません。

中古で買う前に確かめたいこと
  • 自宅や勤務先に普通充電の設備があるか(または設置できるか)
  • 付属の充電ケーブルがそろっているか
  • 外出先でよく行く場所に普通充電器があるか

充電時間は、使う充電設備の出力やバッテリーの残りで変わります。ここでは決まった時間を書かずにおきますね。

購入前に、販売店で取扱説明書の充電の項目を見せてもらうと安心です。

「うちの200Vコンセントだと、空から満タンまでどのくらいですか?」と聞いてみてください。

雪道や四駆として使いたい人に向いている?

『雪が降る地域に住んでいるから、四駆のトナーレが欲しい』という声はよくあります。

現行の新車はFFだけなので、4WDのトナーレが欲しいなら選択肢はPHEV Q4の中古しかありません。ここはPHEVを選ぶいちばん分かりやすい理由になります。

雪国で選ぶ時のチェック
  • スタッドレスタイヤが付いているか、別に用意する予算があるか
  • 駐車場に充電設備を置けるか(冬は屋外の作業がつらくなります)
  • 車検証で駆動方式が4WDになっているかを確かめる

PHEVの4WDは、前をエンジンと前モーター、後ろを後モーターで動かす仕組みです。発進や滑りやすい坂で、後ろのタイヤにも力がかかるのは心強いですよね。

ただ、寒い時期はバッテリーの働きが落ちやすく、EVで走れる距離も短くなりがちです。冬に72km走れる前提で計画しないようにしておきましょう。

それから、雪道の安心感はタイヤの影響がとても大きいです。4WDでも夏タイヤのままでは意味がないので、冬用タイヤの費用も一緒に見ておきましょう。

中古のPHEVを選ぶ時の注意点

中古のPHEVは、年式とグレードの幅が広いぶん、見るところも増えます。順番に確かめていくと迷いにくいですよ。

中古PHEVを見る順番
  1. 車検証で年式・型式・駆動方式を確かめる
  2. 充電ケーブルや付属品の有無を確かめる
  3. 駆動用バッテリーの状態と保証の残りを販売店に聞く
  4. リコールや改善対策が済んでいるかを確かめる
  5. 自宅の充電環境に合うかを最後に決める

「phev 故障」と気になって調べる方もいますよね。故障の傾向は個体差が大きいので、ここでは断定しません。

車台番号で国土交通省のリコール情報を調べたり、整備記録簿を見せてもらったりするのが確実です。故障全般の話は トナーレの故障と不具合 にまとめています。

新車のメーカー保証は新車登録から3年または100,000kmです。2023年登録の車はすでに切れている可能性が高いので、販売店独自の保証が付くかも聞いてみてください。

中古のトナーレPHEVを選ぶ時に確かめる5つの順番の図解

中古価格は年式・走行距離・地域で大きく変わります。条件を決めたら、在庫をまとめて見比べてみるのが近道です。

トナーレ買いたいドットコム

トナーレの値段、先に相場を見ておく

駆動方式(4WD)・年式・走行距離で絞って、トナーレPHEVの中古在庫を見比べてみてください。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

税金と補助金はどうなる?

PHEVのエンジンは1,331ccなので、自動車税(種別割)は1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。マイルドハイブリッド(1,468cc)と同じ金額ですね。

項目PHEV Q4マイルドハイブリッド
排気量1,331cc1,468cc
自動車税(年)30,500円30,500円
燃料無鉛プレミアム(ハイオク)無鉛プレミアム(ハイオク)
重量税の区分1.5t超2.0t以下1.5t超2.0t以下

『補助金はもらえるの?』という疑問もありますよね。

CEV補助金などの対象になるかどうかは、年度ごとに条件が変わります。中古で買う場合は新車向けとは扱いが違うことが多いので、購入前に最新の条件を確かめておきましょう。

維持費の全体像は トナーレの維持費 で計算しています。

PHEVを選ぶか、新車のマイルドハイブリッドにするか

最後に、どちらが合うかを分けておきます。その前に、PHEVについてよく聞かれる評判を見ておきましょう。

PHEVの評判でよく聞かれること

レビューや口コミでよく挙がるのは、加速の力強さと静かさです。モーターだけで走れる場面が多いので、街中では特に静かに感じやすいようです。

一方で、『充電が面倒になって、結局ガソリンで走っている』という声もあります。充電しないPHEVは、重い4WDのガソリン車として走ることになるんですね。

「家で充電できるなら満足度は高い」「充電できないなら新車のハイブリッドの方が気楽」。評判を一言でまとめると、こんな分かれ方になります。

ガソリンで走る時の燃費はWLTC 14.1km/Lで、マイルドハイブリッドの16.6km/Lより低めです。燃料はどちらもハイオクなので、給油の頻度が気になる方は燃費の差も頭に入れておきましょう。

燃費の詳しい話は トナーレの燃費 で見ています。

PHEV Q4(中古)が合う人
  • 4WDが欲しい、雪の多い地域に住んでいる
  • 自宅で毎日充電できる
  • 速さ(280ps・0-100km/h 6.2秒)を楽しみたい
マイルドハイブリッド(新車)が合う人
  • 荷室の広さ(500L)を優先したい
  • 充電設備を用意できない
  • 新車の保証とメンテナンスケアで安心して乗りたい

新車で買うなら、値引きの交渉の順番を先に知っておくと話が早いです。トナーレの値引き相場と交渉の順番 も合わせて読んでみてください。

よくある質問

トナーレのPHEVは新車で買えますか?

2026年3月の改良で日本の新車カタログから外れたため、いまは中古のみです。現行の新車はマイルドハイブリッドのFFだけになっています。

トナーレPHEVは急速充電に対応していますか?

対応していません。充電は普通充電(AC)のみです。自宅などで充電できる環境があるかを先に確かめておきましょう。

EV走行距離はどのくらいですか?

WLTCモードで72kmです。エアコンの使い方や道路の状況で変わるので、実際はこれより短くなることもあります。

四駆のトナーレはありますか?

4WDはPHEV Q4だけです。現行の新車はFFのみなので、四駆が欲しい場合は中古のPHEVを探すことになります。

PHEVの自動車税はいくらですか?

排気量が1,331ccなので、1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。

まとめ

この記事の要点
  • トナーレPHEV(プラグインハイブリッドQ4)は2026年3月の改良で新車カタログから外れ、中古のみ
  • システム280ps・4WD・EV走行72km(WLTC)、バッテリー容量15.5kWh
  • 急速充電は非対応で、普通充電(AC)のみ
  • 車両重量1,880kg・荷室385Lで、マイルドハイブリッドより重く荷室は小さい
  • 自動車税は年30,500円。補助金は年度ごとに条件を確かめる
トナーレ買いたいドットコム

トナーレ買いたいドットコム 編集部

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